ファインダーズ・キーパーズってどんな話?ざっくり時系列で整理

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未読の方はご注意ください。




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ファインダーズ・キーパーズ
(Finders Keepers)

作品データ
著者:スティーヴン・キング
ジャンル:推理小説/犯罪サスペンス

伝説的作家を殺した男と、原稿を拾ってしまった少年の話

隠遁作家ジョン・ロススタインを殺した男モリスは、原稿ノートを奪ったまま刑務所へ。35年後、そのノートを偶然見つけた少年ピートの人生が大きく狂い始める。原稿を巡って、過去の殺人犯、少年、そしてビル・ホッジスたちが一気に交差していく物語。

ざっくり時系列

ロススタイン宅に強盗が入る

モリスが作家を殺害し、ノートを奪う

共犯者を殺し、ノートを埋める

モリスが別件で逮捕、長期服役

少年ピートが埋められたトランクを発見

家族を助けるため金を使い、ノートを読む

ノートを売ろうとして危険な人物と接触

仮釈放されたモリスが動き出す

誘拐事件と対決、ノートは炎に包まれる

物語の主要人物

・モリス・ベラミー
 作家を殺害し、原稿ノートを奪った元犯罪者

・ピート・ソーバーズ
 偶然ノートを見つけてしまった少年

・ティナ・ソーバーズ
 ピートの妹

・ビル・ホッジス
 元刑事。事件解決に関わる

・ホリー・ギブニー
 ホッジスの協力者

・アンドリュー・ハリデイ
 盗品を扱う書店主

天才作家が殺された夜、すべては始まった

1978年、隠遁作家ジョン・ロススタインの家に強盗が押し入る。金と一緒に見つかったのは、未発表の大量のノート。作家は必死に「ノートだけは置いていけ」と懇願するが、モリスは彼を殺してしまう。モリスはノートを奪い、証拠を隠すように地中へ埋めるが、その直後に別の罪で逮捕され、刑務所に入る。

地面の下から拾われた原稿が、少年の人生を変える

2010年、経済的に追い詰められた家庭に育つ少年ピートは、裏庭で埋められたトランクを発見する。中には現金と大量のノート。ピートは家族を救うため、少しずつ金を使いながらノートを読み、ロススタイン作品にのめり込んでいく。だが成長とともに金が尽き、ノートを売ろうとしたことで、危険な大人たちの世界に足を踏み入れてしまう。

過去の殺人犯と現在が衝突する最終局面

仮釈放されたモリスは、ノートが消えていることに気づき、奪い返そうと動き出す。書店主アンディは殺され、ピートの妹ティナが誘拐される。ノートを巡る最終局面は、かつてのレクリエーションセンターで迎えられ、火が放たれ、原稿は燃え、モリスは命を落とす。救出されたピートたちは、かろうじて生き延びる。

この小説のポイント

・作家と作品への執着が引き起こす悲劇
・「書かれた言葉」に人生を左右される人々
・過去の犯罪が何十年後でも現在を侵食する構造
・ビル・ホッジス三部作としての不穏な余韻

たぶんこんな小説

静かな始まりから、じわじわと不安が積み上がっていって、気づいたら逃げ場がなくなっている感じの一冊。物語そのものと同時に、「物語を書くこと」「読むこと」の重さがずっと背後に漂ってくる。読み終わったあと、原稿用紙やノートを見る目がちょっと変わる、そんな空気を残して終わる小説。

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