ザ・スタンドってどんな話?ざっくり時系列で整理

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未読の方はご注意ください。




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ザ・スタンド
(The Stand)

作品データ
著者:スティーヴン・キング
ジャンル:終末論的ダーク・ファンタジー

世界がほぼ全滅して、生き残った人類が善と悪に分かれて最終決戦する話

兵器化されたインフルエンザが世界に広がり、人類のほとんどが死滅する。生き残った人々は、それぞれ同じ夢に導かれ、善を象徴する老女マザー・アバゲイルと、悪を体現する男ランドール・フラッグのもとへ集まっていく。新しい社会を作ろうとする者たちと、力と恐怖で支配する者たち。その二つの集団は、やがて避けられない衝突へ向かっていく。

ざっくり時系列

秘密研究施設で致死性インフルエンザが流出

ウイルスが世界中に拡散し、社会が崩壊

免疫を持つ生存者たちが各地で出会う

共通の夢に導かれ、マザー・アバゲイルのもとへ集結

ボルダーで新しい社会「フリーゾーン」を築く

一方、ラスベガスではランドール・フラッグが独裁国家を作る

両陣営の対立が激化し、スパイや裏切りが起こる

少数の使者がラスベガスへ向かう

最終局面で、ラスベガスが壊滅する

生き残った者たちが、新しい未来へ歩き出す

物語の主要人物

・スチュアート・レッドマン
 ウイルスへの免疫を持つ男性。物語の中心人物。

・フラニー・ゴールドスミス
 妊娠中の大学生。スチュアートと行動を共にする。

・マザー・アバゲイル
 108歳の女性。生存者たちを導く精神的指導者。

・ランドール・フラッグ
 「闇の男」と呼ばれる存在。悪の側の支配者。

・ラリー・アンダーウッド
 元ポップシンガー。ボルダー側の重要人物。

・ニック・アンドロス
 聾唖の副保安官。新社会づくりの中心的存在。

世界は、一本のくしゃみから壊れ始める

物語は、軍の極秘施設から漏れ出したウイルスによって始まる。感染力と致死率は異常なほど高く、国家も軍も対処できないまま、社会はあっという間に崩壊する。街は静まり返り、人々は愛する者を失い、何を信じればいいのか分からない世界に放り出される。

夢に導かれ、人は集まり、世界を作り直そうとする

免疫を持つ人々は、同じ夢を見るようになる。そこに現れるのは、ネブラスカに住むマザー・アバゲイル。彼女に導かれた人々はコロラド州ボルダーに集まり、電気を復旧させ、ルールを作り、新しい社会を築こうとする。一方で、ラスベガスにはフラッグが現れ、恐怖と暴力による秩序が形作られていく。

逃れられない対立と、すべてを賭けた結末

ボルダーとラスベガスの緊張は高まり、裏切りや犠牲が重なっていく。選ばれた数人がフラッグの支配地へ向かい、物語は一気に終末へ突き進む。最後に起こる出来事は、人間の力を超えた形で決着を迎え、善と悪の対立は一つの区切りを迎える。

この小説のポイント

・世界崩壊から再生までを徹底的に描くスケール感
・登場人物それぞれの選択が物語を動かしていく構造
・善と悪が人の姿を取って現れる分かりやすさ
・終末世界で社会を作り直す過程の細かさ

たぶんこんな小説

世界が終わったあと、人は何を信じて立ち上がるのかを、途方もないボリュームで追いかけていく一冊。静かな日常の崩壊から、神話みたいな最終局面まで、空気がどんどん変わっていく感覚が強い。長いけど、その分だけ「世界に入り込んだ感じ」が残る物語。

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