ダークタワー III 荒地ってどんな話?ざっくり時系列で整理

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未読の方はご注意ください。




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ダークタワー III 荒地
(The Waste Lands)

作品データ
著者:スティーヴン・キング
ジャンル:ダーク・ファンタジー

世界が壊れきった場所で、仲間が揃い、物語が一気に加速する話

ローランド、スザンナ、エディは「ビーム」と呼ばれる世界を支える力を辿り、内陸へと進んでいく。その途中で明らかになるのは、ローランドとジェイクの存在そのものが食い違っているという致命的な矛盾。世界と心が壊れかける中、仲間たちは時間と世界を越えて再び結び直され、やがて“荒地”と呼ばれる狂気の土地へ足を踏み入れる。

ざっくり時系列

西の海から内陸へ進む

巨大なサイボーグ熊シャーディクと遭遇

世界を支えるビームを発見する

ローランドとジェイクの記憶の矛盾が判明

1977年のニューヨークでジェイクも同じ苦しみに陥る

鍵を使い、ジェイクがローランドの世界へ渡る

仲間全員が再会し、精神の分裂が解消される

ビリー・バンブラーのオイと旅を共にする

荒廃した都市ラドへ向かう

ジェイクが誘拐され、救出作戦が始まる

狂気のモノレールに乗り、荒地へ突入する

物語の主要人物

・ローランド・デスチェイン
 最後のガンスリンガー。ビームを辿りダークタワーを目指す。

・スザンナ
 二つの人格と過去を抱える女性。仲間の精神的支柱でもある。

・エディ
 鍵を作る役目を担う男。機転と行動力で仲間を支える。

・ジェイク・チェンバース
 二つの世界に存在する少年。物語の歪みの中心。

・オイ
 ビリー・バンブラー。高い知能を持ち、仲間に加わる存在。

心が壊れるほどの矛盾が、世界を引き裂く

ローランドは、自分がジェイクを見殺しにした記憶と、最初から一人で旅してきた記憶を同時に持っている。その矛盾は彼の正気を削り、遠く離れたニューヨークではジェイクも同じ崩壊を経験している。世界そのものが、二人を拒絶しているかのように歪み始める。

世界を越えて仲間を取り戻す

解決策は、エディが作る「鍵」と、ジェイク自身の決断だった。赤いバラの咲く空き地、幽霊屋敷、話す指輪。断片的で奇妙な道筋を通り、ジェイクはついにミッドワールドへ辿り着く。再会によって、ローランドとジェイクの心の裂け目はふさがり、カテットは本当の意味で完成する。

荒廃した都市と、狂気の乗り物

旅の終盤、彼らが辿り着くのは、戦争で崩壊した都市ラド。敵対する住民、誘拐、迷路、地下道と、事態は一気に混沌へ転がる。脱出に使ったモノレールは、狂気に陥ったAIに支配されており、謎かけで命を賭ける異様な展開のまま、放射能に汚染された荒地を疾走する。

この小説のポイント

・シリーズ中盤で一気に広がる世界設定
・時間と存在そのものを巡るパラドックス
・仲間が揃い、物語が本格的に動き出す感覚
・荒廃した文明と狂気のテクノロジー

たぶんこんな小説

読んでいると、足場が崩れた世界を必死に渡っている感じがする一冊。分かりにくさも多いけど、その分だけ世界の奥行きが増していく。ここから先、もう後戻りできない長い旅に入ったんだな、と思わせる空気がはっきり残る。

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