ダークタワー IV 魔道師と水晶球ってどんな話?ざっくり時系列で整理

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ネタバレを含む場合があります。 未読の方はご注意ください。




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ダークタワー IV 魔道師と水晶球
(Wizard & Glass)

作品データ
著者:スティーヴン・キング
ジャンル:ダークファンタジー/冒険/回想譚

ガンマンが、すべてを捨てる前に愛してしまった話

ダークタワーを目指す旅の途中、ローランドは仲間たちに自分の過去を語り始める。
それは、まだ若く、未熟で、世界よりも一人の少女を選びかけた頃の記憶。
陰謀、裏切り、魔法の水晶、そして取り返しのつかない選択。
この巻は、なぜローランドが「塔しか見ない男」になったのかを、痛いほど丁寧に描いていく。

ざっくり時系列

モノのブレインを倒し、別世界のトピカに到達する

ローランドが過去を語り始める

若きローランドがメジスの町ハンブリーへ送られる

スーザン・デルガドと恋に落ちる

町で進む陰謀と反乱の兆し

魔法の水晶が悲劇を加速させる

戦いと裏切りが連鎖する

スーザンが処刑される

ローランドが塔に囚われた男になる

物語の主要人物

・ローランド・デスチェイン
 ギレアデ最後のガンマン。若き日の過去を語る。

・スーザン・デルガド
 メジスの町の少女。ローランドの初恋の相手。

・カスバート・オールグッド
 ローランドの親友。皮肉屋だが忠誠心が強い。

・アラン・ジョンズ
 冷静沈着な若きガンマン。仲間の一人。

・リア・オブ・コース
 魔法の水晶に取り憑かれた老女。

・エルドレッド・ジョナス
 ビッグ・コフィン・ハンターズの首領。

・マーテン・ブロードクローク
 裏で糸を引く魔道師。ローランドの宿敵。

廃れた世界で始まる、長い回想

異世界のトピカを抜けた夜、ローランドは焚き火のそばで語り出す。
それは、彼がまだ十四歳だった頃の話。
母の不倫、父の沈黙、そして半人前のまま送り出された任務。
その行き先が、すべてを変える町ハンブリーだった。

恋と陰謀が、同時に進行していく

ローランドは町でスーザンと出会い、深く惹かれ合う。
同時に、町では善良なジョン・ファーソンによる反乱計画が進んでいた。
ローランドと仲間たちは陰謀を探るが、恋は彼の判断を鈍らせていく。
魔法の水晶が人の欲と恐怖を煽り、事態は制御不能になっていく。

愛を選べなかった代償

戦いは勝利する。
敵は倒され、計画は潰える。
それでも、スーザンは助からない。
彼女は見せしめとして火刑に処され、ローランドは間に合わない。
水晶が見せる未来は、彼が塔から逃れられない運命を突きつける。
この瞬間、ローランドはすべてを失い、塔だけを選ぶ男になる。

この小説のポイント

・シリーズ屈指の長編回想エピソード
・冒険譚よりも恋愛と悲劇が中心
・魔法の道具が人間関係を壊していく構図
・主人公が「壊れていく理由」を正面から描く

たぶんこんな小説

派手な展開より、じわじわ心を削ってくる一冊。
シリーズの中でも特に感情の比重が重い。
ローランドという男を理解すると同時に、好きでも嫌いでもなく、ただ痛ましく感じてしまう物語。

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