クリプトノミコン1 チューリングってどんな話?ざっくり時系列で整理

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クリプトノミコン1 チューリング
著者:ニール・スティーヴンスン

暗号に取り憑かれた人たちが、戦争と現代ネットの裏側を突き進む話

第二次大戦直前、数学に魅せられた青年ローレンスは、風変わりな英国人留学生チューリングと出会い、やがて暗号戦という見えない戦場に放り込まれる。それから半世紀後、彼の孫ランディもまた暗号とネット技術の世界で生きていた。時代は違うのに、同じ「暗号」という一点でつながった二つの物語が、じわじわ絡み合っていく。

ざっくり時系列

第二次大戦前夜、ローレンスがプリンストン大学で学ぶ

チューリングと出会い、数学と暗号にのめり込む

戦争が始まり、暗号戦の最前線に関わる

時代が現代に移る

孫のランディがネット技術者として暗号に携わる

戦争時代と因縁のある策謀に巻き込まれる

二つの時代の情報戦が並行して進んでいく

物語の主要人物

・ローレンス
 第二次大戦前夜の青年。数学と暗号に強い関心を持つ。

・チューリング
 英国人留学生。独特な思考で暗号研究に関わる数学者。

・ランディ
 ローレンスの孫。現代のネット技術者で、暗号に携わる。

数学オタクが戦争に引きずり込まれる

前半の舞台は戦争直前から戦中。暗号は銃や爆弾みたいに派手じゃないけど、解けるかどうかで戦況が左右される世界。ローレンスとチューリングは、紙と鉛筆と頭脳で戦う側の人間で、地味だけどめちゃくちゃ重要な役割を担っていく。戦場に行かなくても、精神的な緊張感はかなり強い。

半世紀後も続く「暗号」という因縁

現代編では、舞台はネットとデータの世界に移る。ランディが扱う暗号は、国家機密というよりビジネスや情報管理のためのもの。でも掘り下げていくと、第二次大戦中の出来事と不思議な形でつながっていることがわかってくる。時代は違っても、暗号を巡る欲と策略は変わっていない。

二つの時代が並走して意味を持つ

この巻では、戦争と現代が交互に描かれるのが特徴。最初は別々の話に見えるけど、「暗号」「秘密」「情報を隠す」という共通テーマで、少しずつ重なっていく。どちらか片方だけじゃなく、両方読むことで全体の面白さが見えてくる構造になっている。

この小説のポイント

・暗号戦という見えない戦争の描写
・数学と情報が物語の中心にある
・戦時と現代を行き来する構成
・一族を通して受け継がれるテーマ

たぶんこんな小説

歴史小説っぽく始まったと思ったら、いつの間にかネットと情報の話に突入してる感覚。派手なアクションより、頭を使う展開が多くて、世界の裏側を覗いてる気分になる。分厚いけど、その分「考える楽しさ」が詰まってる、そんな第一巻。

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