※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未読の方はご注意ください。
きみを想う夜空に
(Dear John)
著者:ニコラス・スパークス
離れても想い続けた結果、手放す選択にたどり着く恋の話
夏に出会い恋に落ちたジョンとサバンナは、兵役によって引き離される。手紙で想いをつなぎながら関係を続けるが、時間と距離は少しずつ二人の人生を別々の方向へ運んでいく。再会の先でジョンが選ぶのは、愛しているからこそ離れるという決断だった。
ざっくり時系列
ジョンが夏にサバンナと出会い恋に落ちる
↓
ジョンが軍務に戻り遠距離になる
↓
手紙で関係を続ける
↓
ジョンの父が亡くなり帰郷する
↓
サバンナが別の男性と結婚していることを知る
↓
互いに想いが残っていると分かる
↓
ジョンがサバンナを手放す決断をする
↓
父から受け継いだものを通して愛の形に気づく
物語の主要人物
・ジョン・タイリー
人生の方向性を見失い、軍に入隊した青年
・サバンナ
ジョンと恋に落ち、別の人生を歩む女性
・ジョンの父
コイン収集に執着し、息子との意思疎通が難しい存在
夏の出会いと、すぐに訪れる別れ
物語は、ジョンとサバンナがひと夏の間に急速に距離を縮めるところから始まる。だがジョンは兵士であり、ほどなくして部隊に戻らなければならない。二人は別れを受け入れ、手紙を通じて関係を続けていく。
手紙がつなぐ時間と、変わっていく現実
離れている間、ジョンは海外での軍務に身を置き、サバンナは別の生活を進めていく。ジョンの父が亡くなり、彼は休暇を取って帰郷する。その過程で、サバンナがすでに別の男性と結婚していることを知る。
愛しているからこそ、選ばれる結末
再会した二人の間には、まだ確かな想いが残っている。それはジョンにも、サバンナにも、そして彼女の夫にも明らかなものだった。それでもジョンは、サバンナの幸せを優先し、彼女を自分の人生から解き放つ選択をする。
この小説のポイント
恋が続くかどうかよりも、相手をどう想い続けるかに焦点が当てられている。距離や時間、家族との関係が、愛の形を静かに変えていく流れが描かれている。
たぶんこんな小説
派手な展開より、じわじわ気持ちが積み重なっていく感じ。読み進めるほど、正解のない選択について考えさせられる、しんとした余韻が残る物語。

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