※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未読の方はご注意ください。
きみと歩く道
(The Choice)
著者:ニコラス・スパークス
幸せな男が、隣人に恋して、人生最大の決断に追い込まれる話
主人公トラヴィスは、仕事も友達も環境も揃ってて「人生これで完成じゃん」って思ってるタイプ。
そこに隣人としてギャビーが引っ越してきて、日常が一気に色づいていく。恋が始まって、ふたりで壁を越えて、信頼と絆が積み上がっていく。
でもこの話の怖いところは、恋が形になった後に、もっと重たい現実が来るところ。愛って気持ちだけじゃどうにもならない場面で、トラヴィスは選択を迫られる。
ざっくり時系列
トラヴィスは充実した生活を送っている
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隣にギャビーが引っ越してくる
↓
ふたりの距離が縮まり、恋が芽生える
↓
障壁を越えながら関係が深まっていく
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ギャビーが事故に遭う
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昏睡状態になり、医師から回復が難しい可能性を告げられる
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トラヴィスは生命維持装置を外すか、長期ケア施設へ移すかの選択を迫られる
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トラヴィスは長期ケア施設へ移す決断をする
↓
3ヶ月後、ギャビーが目覚める
↓
ギャビーが家に戻ってくる
物語の主要人物
・トラヴィス・パーカー
幸せな生活を送っていた男性。ギャビーとの出会いで人生の軸が変わっていく
・ギャビー・ホランド
トラヴィスの隣に引っ越してきた女性。ふたりの恋の中心人物で、後半の出来事の当事者になる
隣人が来ただけで、人生の優先順位がひっくり返る
前半は、整ってた日常に「想定外の相手」が入ってきて、心が動き出す流れ。
トラヴィスは自分の人生に満足してたのに、ギャビーが来たことで、満足の中身が変わっていく。
ここは恋愛として気持ちが良くて、ふたりが壁を越えていく部分にちゃんと熱がある。
後半はロマンスじゃなくて、現実の重さが主役になる
事故でギャビーが昏睡状態になって、医師から厳しい見通しを告げられる。
ここでトラヴィスは、愛してるからこそ「どっちも地獄」みたいな選択を突きつけられる。
装置を外すのか、長期ケアにするのか。
彼は後者を選び、結果として3ヶ月後にギャビーが目覚める。
恋が成就して終わりじゃなくて、その後に来る決断の方が物語の核心になってる。
この小説のポイント
・前半は恋が育つ気持ちよさ、後半は選択の重さで空気が変わる
・愛があれば全部解決、じゃなくて、愛があるからこそ苦しい局面が来る
・「選ぶ」って行為が、恋愛の中でも人生の中でも避けられないテーマとして刺さる
たぶんこんな小説
前半は、隣人との恋がゆっくり立ち上がってくるタイプのロマンス。
後半は一気に現実が来て、読んでる側も「自分ならどうする?」って頭を抱えるやつ。
甘さだけじゃなくて、決断の苦さも一緒に残る話だよ。

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