きみに読む物語ってどんな話?ざっくり時系列で整理

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未読の方はご注意ください。




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きみに読む物語
(The Notebook)
著者:ニコラス・スパークス

老いたふたりが一冊の物語でつながり続ける話

老人ホームで、ひとりの男が女性に恋の物語を読み聞かせるところから始まる。
若き日の情熱的な恋と、年老いてからも続く想いが、同時に進んでいく構成で、読んでいるうちに「この物語はいったい誰の話なのか」がゆっくり見えてくる。

ざっくり時系列

老人ホームで男が女性に物語を読む

若い頃のノアとアリーの出会いと夏の恋

身分差と家族の反対で引き離される

7年後に再会し、気持ちが再燃する

アリーは婚約者とノアの間で迷う

物語の読み手と聞き手が本人たちだと明かされる

病と記憶の喪失の中でも関係が続いていく

物語の主要人物

・ノア・カルフーン
 物語を読み聞かせる老人。若い頃は材木置き場で働いていた

・アリー・ネルソン
 裕福な家庭の娘。後に画家としての人生を歩む

・ロン
 アリーの婚約者。安定した将来を象徴する存在

・アリーの母
 娘の将来を思い、恋を引き裂く選択をする

老人ホームから始まる恋の話

物語は、老人ホームで男が一人の女性に本を読む場面から始まる。
彼女はその話を毎回初めて聞くような顔で耳を傾ける。
読まれているのは、戦争帰りの青年ノアと、上流階級の娘アリーの若き日の恋の物語だ。

夏の恋とすれ違い

若い二人は、身分の違いを気にしながらも強く惹かれ合う。
だが家族の反対と時の流れによって引き裂かれ、互いに忘れたと思い込んだまま年月が過ぎる。
再会したとき、抑え込んでいた感情と記憶が一気によみがえり、アリーは人生の選択を迫られる。

物語の正体が明らかになる

読み聞かせが進むにつれ、老人の正体と、女性が記憶を失う病を抱えていることが示される。
彼が読んでいる物語は、実は自分たちの人生そのものだった。
名前を変えていたのは、彼女を守るためだったと分かる。

この小説のポイント

・若い恋と老いた愛を同時に描く構成
・記憶と愛情の関係を静かに掘り下げる
・選ばなかった人生も含めて描かれる時間の重み
・読み聞かせという行為そのものが物語の核になっている

たぶんこんな小説

派手な展開よりも、積み重なった時間がじわじわ効いてくる。
恋の高揚感と、失われていく記憶が並んで描かれていて、読み終わる頃には感情がゆっくり沈んでいく。
一冊の物語を通して、人が誰かを想い続けることそのものを見せてくる作品。

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